お客様との関与事例について、ご紹介します。

有限会社美松運送の松原二三男社長とぐんま税理士法人 小林浩一の対談の一部です。

顧客ニーズを読んだ高性能倉庫

 中沢 
さっそくですが、会社の自己紹介をお願いします。

 松原二三男社長 
当社は、先代が昭和40年に創業し、当初は藤岡の主要産業であった「瓦」の輸送をしていました。その後、自動車部品を輸送するようになり、現在では多様な工業製品の輸送を行っています。10年ぐらい前から、倉庫保管業に力を入れており、三本木工業団地と東平井工業団地に倉庫を保有しています。

 中沢 
この本社のある三本木倉庫はとても近代的で、大きな倉庫ですね。どのくらいの広さがあるのですか?

 松原社長 
敷地面積は17,300㎡(5,200坪)で、そのうち倉庫部分は約9,000㎡です。大型車両がそのまま中に入って荷下ろしができるようにしてあり、荷主の厳しい要求性能を満たすように作ってあります。危険物倉庫と低温倉庫もあります。荷主さんからも好評を頂いており、東京の商社からも商談が来ますが、満杯状態なのでお断りをすることが多くて、もっと大きいのを建てれば良かったと、まだ完成してから2年にもならないのに後悔しています(笑)。

 小林浩一 
建てたときは、本当に荷物で埋まるのか心配してましたよね。

 松原社長 
当初は、この半分の規模の区画に入ろうと思ってたんです。そしたら先生がこんな小さなところを買ってどうするって言うんですよ。平成18年に東平井工業団地に7,500㎡(2,300坪)の土地を購入して2,700㎡の倉庫を作ったのですが、それとほぼ同じ規模で離れていると効率が悪いから大きい土地を買って集約すべきだと言うんです。
平成26年1月の寒い日に一緒に三名湖の堤防の上に上がって三本木工業団地を2人で眺めた時の話です。でも先生、いくらかかるんでしょうかと聞いたら、土地代3億円で建物6億くらいじゃないか、10億円でおつりがくると思うって簡単に言うんです。10億円も貸してくれますかねって言ったら、銀行に事業計画をきちんと説明すれば貸してくれると思うって。 

 小林 
美松運送は長い間、地元の金融機関とのお付き合いがあったのに、いつも資金繰りでピーピーしていました。東平井工業団地に土地を買って倉庫を建てた時も返済スケジュールがキャッシュフローに比べて短かすぎる。そのくせ、運転資金がないなら3か月とか6か月の手形借入をしろとか、ノルマがあるので定期積立をしろとか言ってくる。これじゃ、毎月資金繰りに追われて、ゆっくりと経営なんかできない。なので平成25年の10月にメインバンクを群馬銀行に変更したばかりだったんです。だから社長も銀行がそんな大金を貸してくれるとは思わなかったんですよ。
当時の支店長がビジネスマインドのある人で助かったラッキーもありました。つい支店長に甘えて、太陽光発電設備を倉庫の屋根に設置したり、危険物倉庫やら低温倉庫の設備を入れたら総コストが10億を大幅に超えちゃった(笑)。     

銀行との蜜月関係の構築

 松原社長 
そうそう思い出すなあ。家内が経理総務担当なのですが、借入金が3億円位ならなんとかなると思っていたけど、10億円を超えたら、お金の感覚がなくなって、ただの数字に見えてきたなんて。100万円足りないっていうのなら、自分のお金をかき集めて会社に入れればやりくりできるけど、1,000万円足りないとかになったら、もうどうしようもない(笑)。群馬銀行さんにはお世話になっているので、先生と銀行に月次報告会に行っています。メインバンクを変更する時も、借入をする前にも何度も同行してもらいました。私は財務の説明はあまり得意じゃないので、財務面については先生に説明してもらっているんです。銀行さんも先生の説明ならすぐに理解できるみたいで(笑)。事業状況は私で財務については先生と、2人で説明すれば銀行さんも納得して頂けているようです。

 小林 
前回銀行に行ったときに、もう一棟倉庫を買いたいので融資してくれませんかと言ったら、支店長が、ぜひ検討させてくださいって言ってました。これまでの美松運送の事業実績や経営姿勢を見て、美松運送、松原社長を信用しているから言える言葉だと思いました。
銀行業界も融資案件が少なくなって、融資の取り合いなんですよ。だから、投資をする経営者には積極的にサポートしようとする姿勢になっている。日本の歴史上で一番、融資態度が積極的なんじゃないでしょうか?だからといって、個人の連帯保証や担保で貸すような時代じゃない。事業計画の裏付けがあれば貸すけど、計画が白紙だったり、実現可能性が低かったら貸さないという時代なんですね。これまでは担保と保証人で融資をしていたけど、これからは事業計画で融資をするということなんです。

財務はぐんま税理士法人に相談。事業に欲が出てきた。

 松原社長 
平成11年に親父が亡くなった時は、30人足らずの会社で運送会社の下請けがメインだった。それから先生にお世話になっているんだけれど、平成18年に東平井倉庫を建てて、平成26年には三本木倉庫が完成して、今は50人を超えている。

変なもので、これまでは借金するなんて怖いとか嫌だなという気持ちだったんだけれど、三本木倉庫がうまくいったら欲がでてきて、もっともっとやりたくなってきた(笑)。その上、先生が煽るもんだから。65歳になるまでにあと10年あるから、後継者が育つまで頑張りますよ。

 小林 
社長の人徳と、社長が一生懸命頑張ったから、社員も銀行も協力会社もみんなが応援してくれたんだと思います。去年の3月は売上、利益ともに過去最高。今年も増収増益の予想だけど、来年からは倉庫売上も落ち着いてきて成長が鈍化するから、また何か仕掛けないと。横這いはつまらない。人間も企業も成長しないといけない。

 松原社長 
そう言えば、去年の年末に税務調査があった。自分が社長になってから税務調査は初めてだから、約17年以上も税務調査が来てないことになる。先生にお世話になったのは親父の相続からだけど、相続税の申告も調査が来なかったので、先生は税務署にも信用されているんだなって感じたけど、17年も税務調査が来ないって同業者に聞いても例がない。

 小林 
そりゃ決算書を見れば、税金を誤魔化しているかどうか、プロならすぐわかります。それに最初の10年位は、成長もしないし利益も出ないしって、あまり大した会社じゃなかったから(笑)。僕が投資しろ、営業に行ってこいって言っても社長は何もしなかったし(笑)。東平井倉庫を作って、三本木倉庫も作って、太陽光発電設備の特別償却を使ったり、借入金も大きく増えたりで、税務署も一回くらいは調査に行かないとって思ったんでしょ(笑)。修正申告はあったけど簡単な事務ミスみたいなものしかなかったから、担当官もしっかりしている会社だっていう印象は持ったようです。藤岡市の主要企業になりますって上席に報告しておきましたって言ってたよ。特別償却枠も使い切って来年からは納税になるから、藤岡の地域経済のためにもたくさん納税しましょう。今年もよろしくお願いします。

 松原社長 
先生は当社の財務担当役員なんだから、もっともっと支援して下さい。今年もよろしくお願いします。

 中沢 
本日はお忙しい中、貴重なお話をいただき、大変ありがとうございました。 

       

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